少年四景〜小野塚カホリ作品集〜
2006年4月17日 CD感想小野塚カホリさんは私がすごく大好きな漫画家さんの一人です。前々から聞いてみたいと思いつつ、何となく手を出せずにいたCDをやっとこさ手に入れました!
作品集と銘打たれているからには、当然一作品ではなく、今回四作品が収録されているのですが、話も声優さんもとっても良かった!本気でオススメできるCDです
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「僕は天使ぢゃないよ。」
関@三木眞一郎
ポチ@緑川光
三木×緑川と見せかけて、緑川×三木という珍しい話。
色々な意味で変わり種のこの話を頭に持って来るのは、やはりある程度の覚悟とセンスが必要だったと思います。
もう小野塚さんのセンスには滅法惚れ込んでいる姫妃ですが、その小野塚さんの世界観が再現されていた作品だったと思います。もちろん漫画とドラマCDでは表現方法も違う以上、やっぱり変更されている点もありますが、それを差っ引いても小野塚カホリ作品集のオープニングを飾るに相応しいものだったんじゃないかな?と思います。
特にtrack4での三木さんの演技がとても良い!姫妃好みのダメな男で素敵でした。ちょっとヘタレ臭がしたけど、そこはご愛嬌って事で(笑)
緑川の全編通しての浮き世離れした演技も必聴です。
「彼はとても愛情深い人だったので、足腰が立たないほど僕をめちゃくちゃにして〜」
などの独特の言い回しが物語の世界観とマッチングしてて巧い!
二人のその後に余韻を残すエンディングも良い。四編中唯一のハッピーエンド
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花
旭@森川智之
徹@櫻井孝宏
戦時中と言えば無条件に萌える姫妃がイチオシな話。タイトルの「花」の使い方がとても綺麗で、音で聴くとその効果が尚伝わるんではないかと思います。
ただ足が悪いと言う設定や、ドイツと日本の混血だという設定がCDだと視覚的に判らないので、それがちょっと惜しいかな〜?と思います。
お互いにハンデを背負った二人が惹かれ合いながらも…っていう、まぁ粗筋だけ聞いたらありがちな話なんですけど、最後の最後で全てが綺麗に落ちます。
櫻井の淡々とした語り口のモノローグが、話の叙情性をより引き立ててました。
もりもりの態度の使い分けや、嫉妬の見え隠れする揶揄。最後の言葉も唸らされる出来。
絶望の中で、口に出せない不安や迷いを分かち合いながら、擦れ違う二人のラストシーンに、涙腺も緩みます。
エロも濃ゆくてとても良い!
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LOGOS
橘@成田剣
縹@岸尾大輔
恋人ではない幼馴染みの二人が旅に出る話。
だいさくの無邪気な演技が、作品のシリアスな空気を良い意味で裏切っている聞かせどころな作品です。
後半に向けての展開で、だいさくが少しずつ変わって行く様がとても良い。
話自体はシリアスですが、ヒッチハイクをしてみたり、なんだかんだで十代の男の子の二人旅の楽しげな雰囲気も良いです。
仲良しだった犬の存在が物語のスパイスになっていました。
橘が犯した罪の真相(動機)が明かされないまま、その夏がずっと縹の中に根付いているという最後のモノローグが、映画の様な場面描写で良い!
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セルロイドパラダイス
男@堀内賢雄
アツ@神谷浩史
閉鎖された空間の中で、金と体の繋がりから移り変わる二人の関係を、本格的な絡みをするのが初挑戦な神谷が好演していました。
話の内容も話運びもドラマチックで、見えない絵が浮かんで来る様でした。
賢雄さんの役が「男」のまま名前すら出ず仕舞なある意味異色作。
男の背景も判らないまま車で連れ回されるアツに、聞いてるこっちも良い感じにシンクロニシティ出来て、神谷にグッジョブと声援を送りたいです。
そして男ながらもアツの姉を演じていたサエキトモさんにも本気でお疲れ様でした。と言いたい。女の人にしか聞こえなかったですよ。
作品集と銘打たれているからには、当然一作品ではなく、今回四作品が収録されているのですが、話も声優さんもとっても良かった!本気でオススメできるCDです
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「僕は天使ぢゃないよ。」
関@三木眞一郎
ポチ@緑川光
三木×緑川と見せかけて、緑川×三木という珍しい話。
色々な意味で変わり種のこの話を頭に持って来るのは、やはりある程度の覚悟とセンスが必要だったと思います。
もう小野塚さんのセンスには滅法惚れ込んでいる姫妃ですが、その小野塚さんの世界観が再現されていた作品だったと思います。もちろん漫画とドラマCDでは表現方法も違う以上、やっぱり変更されている点もありますが、それを差っ引いても小野塚カホリ作品集のオープニングを飾るに相応しいものだったんじゃないかな?と思います。
特にtrack4での三木さんの演技がとても良い!姫妃好みのダメな男で素敵でした。ちょっとヘタレ臭がしたけど、そこはご愛嬌って事で(笑)
緑川の全編通しての浮き世離れした演技も必聴です。
「彼はとても愛情深い人だったので、足腰が立たないほど僕をめちゃくちゃにして〜」
などの独特の言い回しが物語の世界観とマッチングしてて巧い!
二人のその後に余韻を残すエンディングも良い。四編中唯一のハッピーエンド
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花
旭@森川智之
徹@櫻井孝宏
戦時中と言えば無条件に萌える姫妃がイチオシな話。タイトルの「花」の使い方がとても綺麗で、音で聴くとその効果が尚伝わるんではないかと思います。
ただ足が悪いと言う設定や、ドイツと日本の混血だという設定がCDだと視覚的に判らないので、それがちょっと惜しいかな〜?と思います。
お互いにハンデを背負った二人が惹かれ合いながらも…っていう、まぁ粗筋だけ聞いたらありがちな話なんですけど、最後の最後で全てが綺麗に落ちます。
櫻井の淡々とした語り口のモノローグが、話の叙情性をより引き立ててました。
もりもりの態度の使い分けや、嫉妬の見え隠れする揶揄。最後の言葉も唸らされる出来。
絶望の中で、口に出せない不安や迷いを分かち合いながら、擦れ違う二人のラストシーンに、涙腺も緩みます。
エロも濃ゆくてとても良い!
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LOGOS
橘@成田剣
縹@岸尾大輔
恋人ではない幼馴染みの二人が旅に出る話。
だいさくの無邪気な演技が、作品のシリアスな空気を良い意味で裏切っている聞かせどころな作品です。
後半に向けての展開で、だいさくが少しずつ変わって行く様がとても良い。
話自体はシリアスですが、ヒッチハイクをしてみたり、なんだかんだで十代の男の子の二人旅の楽しげな雰囲気も良いです。
仲良しだった犬の存在が物語のスパイスになっていました。
橘が犯した罪の真相(動機)が明かされないまま、その夏がずっと縹の中に根付いているという最後のモノローグが、映画の様な場面描写で良い!
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セルロイドパラダイス
男@堀内賢雄
アツ@神谷浩史
閉鎖された空間の中で、金と体の繋がりから移り変わる二人の関係を、本格的な絡みをするのが初挑戦な神谷が好演していました。
話の内容も話運びもドラマチックで、見えない絵が浮かんで来る様でした。
賢雄さんの役が「男」のまま名前すら出ず仕舞なある意味異色作。
男の背景も判らないまま車で連れ回されるアツに、聞いてるこっちも良い感じにシンクロニシティ出来て、神谷にグッジョブと声援を送りたいです。
そして男ながらもアツの姉を演じていたサエキトモさんにも本気でお疲れ様でした。と言いたい。女の人にしか聞こえなかったですよ。
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